慣れていないと経理事務は大変ですよね。
特にエクセルが苦手な方にとっては、テンプレートを利用しても経理事務が難しく感じることも多いでしょう。
そこで今回は使いやすいエクセルのテンプレートをご紹介しつつ、会計ソフト(クラウド型、インストール型問わず)とエクセルを両立する方法をご紹介いたします。
最後までご覧いただき、ぜひ今後の経理処理にお役立てください。
経理にお勧めのエクセルテンプレート5選
まずは経理事務をするにあたって、おすすめのエクセルテンプレートをご紹介します。
エクセル操作が簡単なものを中心に選んでいきましたので、ご参考にしてください。
現金出納帳などのエクセルテンプレート
現金出納帳のエクセルテンプレートはこちら
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=13285
経費や領収を管理できるエクセルテンプレートはこちら
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=14127&th=31
どちらもMicrosoft社が提供しているだけあって、使いやすさは抜群です。
他にもこちら(
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/search-result.aspx?th=31)からさまざまなテンプレートがダウンロードできますので、ぜひ一度確認してみてください。
仕訳帳のエクセルテンプレート
https://sumoviva.jp/article/1001910
ページ内の「>>仕訳帳のエクセルテンプレートダウンロードはこちらから」というところをクリックしてください。
ただし、補助科目を記載する場所がないので、必要に応じて追加してください。
総勘定元帳のエクセルテンプレート
残高式はこちら(
https://template.k-solution.info/2014/08/_01_excel_1_92.html)
標準式はこちら(
https://template.k-solution.info/2014/08/_01_excel_1_87.html)
総勘定元帳は標準式と残高式がありますが、実務では残高式のほうが利用しやすいので、1つ目のエクセルテンプレートをおすすめします。
どこをエクセル?どこを会計ソフト?
ご紹介したような各エクセルテンプレートを使うのも良いですが、転記作業が発生してしまうのでとても面倒ですね。
そこでお勧めしたいのは会計ソフトを利用すること。
会計ソフトと聞くと難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はエクセルテンプレートを利用する方が作業も煩雑で、よっぽど難しいのです。
経理事務にエクセルを使うメリット・デメリット
エクセルを使うメリットはとてもわかりやすいですね。
Officeソフトの入っているパソコンならば誰でも使えますし、汎用性が高く、エクセルが得意であればあるほど何でもできてしまうことがメリットです。
しかしだからこそ、エクセルを使う技術がそれなりに必要で、専門的な知識を使ったエクセルをベースにしていることも多くあります。
そうなると、そのエクセルを作った人がいなくなってしまったとき、全く経理事務ができなくなることもあるのです。
これはエクセルで経理事務を行う大きなデメリットといえるでしょう。
会計ソフトを使うメリット・デメリット
それでは会計ソフトを使って経理事務をするならばどうでしょうか。
確かに会計ソフトを新しく導入する必要がありますので、簡単に誰でも使えるわけではありません。
しかし、そのデメリットを補って余りあるほどのメリットがありますので、ご紹介しましょう。
簿記の知識が少なくても経理事務ができる
エクセルを利用した経理事務は、たくさんの作業が発生するために簿記の知識が豊富である必要があります。
一方で、会計ソフトは最初の仕訳だけ入力できれば良いので、比較的簡単に経理事務が可能です。
経理事務が簡素化されていれば、担当者が急に辞めてしまっても必要以上に心配しなくても良くなります。
転記がなくなり記入が一度ですむ
先ほども書きましたが、最初の仕訳さえ入力できればその後の作業が圧倒的に減ります。
仕訳帳から総勘定元帳へ転記したり、そこから貸借対照表や損益計算書を作ったりする必要がないのです。
色々な帳票を印刷できる
総勘定元帳や補助元帳、貸借対照表、損益計算書、決算書などの帳票は勝手にシステム内で計算され、すぐに印刷することができます。
今の経理状況が把握できる
総勘定元帳や貸借対照表といった、いわゆる主要簿はいつでも印刷できるので、ひと月のみの印刷も簡単に行えます。
もちろん月の半ばでの印刷も可能ですので、仕訳さえ入力されていれば、まさに現時点の経理状況が把握できます。
サポート体制がある
有料の会計ソフトであれば、確実にサポート体制があります。
わからないことも迅速に回答してもらえるので、経理事務の担当者が変わっても安心できます。
とはいえ、エクセルを使うこともある
例えば、経費の各科目に担当者がいる場合。
会計ソフトが担当者全員のパソコンに入っていれば良いですが、決まったパソコンにしかインストールされていないようであれば、担当者ベースではエクセル入力となります。
他にも、予算管理をする場合や部門別の帳票を印刷したい場合など、初期設定が面倒なこともあります。
その場合には会計ソフトから数値をエクセル形式でダウンロードして編集することをおすすめします。
このように会計ソフトだけで完結するのではなく、エクセルとも連携をとることが大事なのです。
おまけ:おすすめの無料会計ソフト
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se507986.html
まずは実際に会計ソフトを利用してみてはいかがでしょうか。
こちらはインストール型ですので、たくさんの人が一気に使えるわけではないことにご注意ください。
会計ソフトはクラウド型がお勧めである理由
先ほど無料の会計ソフトをお勧めしましたが、これはお試しだからです。
本格的に使うには、インストール型ではなくクラウド型がお勧めです。
バージョンアップ作業が必要なかったり、パソコンが急に壊れて起動しなくなっても使えたり、税理士と連携することですぐにサポートを受けられたりします。
他にも様々な理由がありますので、こちら(会計ソフトはクラウド型?インストール型?クラウド化するメリットのURL)もご覧ください。
クラウド化で経理代行サービスも利用可能
クラウド型の会計ソフトを使用すると、経理代行サービスを利用しやすくなります。
経理情報をクラウド化しておけば、すぐに経理代行サービスの担当者が内容を確認することができるからです。
後は必要な帳票を送付するだけで経理代行サービスを受けられます。
また、経理代行サービスを利用していると、経理担当者が必要なくなりますので引継ぎもなくなります。
経理事務のプロが作業しますので、正確性が高いというメリットもあります。
まずは私どもへご連絡いただければ、会計ソフトの導入から実際の経理事務まで全てサポートいたします。
ぜひお気軽にご連絡くださいませ。
まとめ
- 会計ソフトへの入力は1回だけで済み、転記せずとも主要簿の印刷ができる
- お試しの会計ソフトはインストール型、本番はクラウド型を
- 経理事務のクラウド化で、経理代行サービスの利用が簡単に
ここまで、使いやすいエクセルのテンプレートをご紹介しつつ、会計ソフトやエクセルを使った経理事務の方法などを中心にお伝えしてきました。
少しでも経理事務が楽になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。