「大きめの額の融資を受けたい」「なんとしても融資を通過したい！」事業を起こすとそんな悩みにも直面するでしょう。
そこで融資審査通過の確率を上げるため、税理士へ相談してみることをお勧めします。顧問税理士がいることのメリットも含めて、税理士がいるとなぜ融資の審査が通過しやすいのか解説していきましょう。
融資の審査で確認される事項
融資の審査では、平たく言えば「貸したお金が返ってくるか」のみが大事です。
もちろん、「実在する会社なのか」「反社会的な行動を取っていないか」「本当に申告された内容で融資を利用するのか」などの最低限の事項も確認されます。しかしそれらは、社会的に当たり前の部分ですので、あまり言及せずとも良いでしょう。
とにかく金融機関が最終判断を下す時のポイントは、滞りなく返済が行われるかどうか、なのです。ではその返済能力を判断するために、金融機関は何を確認するのでしょうか。
財務状況
返済が可能かどうかを確認するため、一番に見るべき資料は財務資料です。決算書、試算表、銀行借入一覧表、資金繰り表の確認を行います。さらに直近の財務状況がわかれば、より融資の判断がしやすいようです。そのため月次決算を行っておくと、さらに安心でしょう。月次決算については、参考記事をご覧ください。
（参考記事：
月次決算はすべき？流れを理解し、チェックリスト作成で業務簡素化へ）
保全状況
保全とは、返済が不履行となった際でも別の場所から返済を受けることができ、貸したお金が確実に帰ってくることです。そのため担保や保証会社、連帯保証人などがしっかりと記載されているか、返済が可能な人・物なのかの確認も行われます。
他行動向
そしてもう一つチェックするポイントとして挙げられるのが、他の銀行の動向です。企業や自営業主にはメインバンクがあるはずです。すでに多額の融資を受けているところほど、決まった銀行と取引をしているでしょう。そのメインバンクが先陣をきって動くかどうか。その動向を確認してから、別の銀行が動くかどうかを判断します。
そのためまずはメインバンクが動いてくれるのかどうかが大事、ということですね。
融資審査の時、税理士がいることのメリット
融資審査でチェックされるポイントをご紹介しましたが、ではこれらは自力で可能なのでしょうか。率直に言ってしまえば、財務状況に問題のない会社・自営業主ほど、自力で融資審査を通過できます。それでも税理士がいると融資審査には大きなメリットがありますので、簡単に紹介していきましょう。
事務作業が外注できる
金融機関へ融資の審査を受ける場合、資料を集めたり、金融機関からの質疑への応答を考えたりと、事務作業が増えます。しかし税理士がいれば、それらの作業を外注することが可能です。
しかも融資が通過するための大事なポイントを抜かすことなく、資料が揃えられます。そのため事務作業の時間短縮が可能なうえに、正確性も上がるということですね。
融資を受けるための生の情報を知っている
税理士は他の企業や自営業主の融資審査を見てきているため、融資審査の生の情報を教えてもらえます。そのため税理士に融資の相談をすれば、融資が通過しやすくなる可能性が上がるのです。
面接時の立会いもOK
税理士に依頼することで、融資の面接立ち合いも依頼できます。また立ち合いだけでなく、質疑応答のシミュレーションを行えますので、緊張しすぎずに安心して面接を迎えられるでしょう。
顧問税理士がいるメリット
融資審査の際に税理士がいるとメリットがある、というお話をしました。さらに突き詰めると、新しく税理士に依頼するのではなく、顧問税理士に依頼してしまったほうが良いでしょう。
これは顧問税理士のほうが、それまでの会社・自営業主の財務状況などが理解できているからです。融資までの期間を短くしたければしたいほど、いちいち様々な説明をしなくても良い税理士に相談したほうが良いのです。だからこそ、融資相談をするなら顧問税理士がお勧めです。
しかし顧問税理士がいない会社・自営業主の方もいることでしょう。その場合には、ぜひ私ども税理士法人GrowUpへご連絡ください。経理代行から申告代行、さらに融資のご相談も受け付けております。開業時には
会社設立代行も可能なので、創業融資や資金繰りなどのご相談もぜひお待ちしております。
まとめ
- 融資の審査では「財務状況」「保全状況」「他行動向」がチェックされる
- 審査時の面談では、税理士や顧問税理士に頼めば立ち合い可能
- 外注することで事務作業の削減ができ、さらに資料の正確性も上がる
ここまで、顧問税理士がいると融資審査が本当に通過しやすくなるのか、なぜ通過しやすくなるのか、などを解説してきました。融資審査に通過できるのか心配な企業、自営業主の方は、ぜひ一度私ども税理士法人GrowUpへご相談ください。ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
